ヨーロッパの中心に位置するドイツ。治安も安定しており、費用を抑えて質の高い教育を受けたいと考える留学生に人気のある渡航先です。まじめな人柄の国民性で、学生や若者を支援する文化が根付いている環境は、語学を身につけるだけでなく、進学やキャリアアップを目指す方にぴったりです。
言語 | ドイツ語 | 首都 | ベルリン |
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面積 | 日本の約3分の2 | 人口 | 約8,000万 |
国の特徴
ドイツは、ヨーロッパ中西部にある国で、EUの中心的存在となっている経済大国です。母国語はドイツ語ですが、教育に力を入れている国柄なので、英語を第二外国語として話せる人がほとんどです。
ビザについて
90日以内(過去180日間)の渡航であれば、日本国籍の方はビザが不要です。
90日以上の滞在で、ドイツ語の習得を目的とする場合、語学学生ビザを申請します。就労は出来ず、最長1年のビザです。入国後に管轄の外国人局で申請することが出来ます。
同じく90日以上の滞在で、大学進学を目的とする場合は、学生準備ビザ/学生ビザを申請します。こちらも、同じく入国後に管轄の外国人局で申請することが出来ます。
18歳~30歳の年齢制限がありますが、ワーキングホリデービザも申請が出来ます。ドイツ入国前にドイツ大使館に申請することも出来ますし、入国後に申請する事も可能です。ドイツ国外で申請した場合、申請後90日以内に入国する必要があります。
英語について
ドイツ語が公用語ですが、ドイツ語と英語を同時進行で学ぶ語学学校のコースもあります。ドイツ語の文法は少し複雑だとされていますが、発音に関しては日本人が発音しやすいので、習得しやすい言語だと言えるかもしれません。
物価について
日本よりも物価は安いです。ドイツの国立大学に正規留学する場合、一部の州を除いて、授業料は無料です。私立の大学でも1年間に40万円程度と、アメリカやイギリスにくらべてかなり学費を抑えて留学することが出来ます。生活面でも、フルーツや野菜などが安く、自炊をして生活費を抑えたい留学生にはありがたい生活環境だと言えます。
治安について
ドイツは、ヨーロッパの中でも比較的治安は安定していると言われています。30年ほど前に東ドイツと西ドイツが統合され、現在の形となっている歴史的背景がありますが、その影響はまだ残っています。国内で比較すると、東ドイツの方が西ドイツより、治安が悪い、と言われているようです。特にフランクフルトやベルリンなど、観光客が多く訪れる大都市では、置き引きやスリなどが多く発生しています。危険だと言われている場所にはとにかく近づかない、裏通りを1人で歩いたり、夜間に1人で出かけたりしない、など、海外生活で気をつけるべきことを守り、トラブルを事前に避けられるようにしましょう。
進学の特徴
入学の際にある程度のドイツ語力があることが求められますが、大学に進学することが出来ると、格安で質の高い教育を受けることができます。国立大学に正規留学する場合、一部の州を除いて、授業料は無料です。私立の大学でも1年間に40万円程度です。語学留学でドイツ語を身につけ、大学へ進学する留学生にとって、費用面では大きな魅力となっています。
気候について
ドイツは、北海道と緯度が近く、気候も似ています。夏は湿度が低くてカラッとすごしやすく、冬は、雪こそ少ないものの、氷点下の気温になることが多いです。北部は、山岳地帯に近いこともあり、南部にくらべて夏が短く、冬の寒さも厳しくなります。冬の防寒着はもちろんですが、夏でも肌寒い時に気軽に羽織れる上着を準備しましょう。気温の低い秋から冬にかけては、乾燥も厳しくなります。渡航時期の気候を確認して、乾燥や寒さ対策の準備をするようにしましょう。
語学学校選びのポイント
都市部の語学学校には、ドイツ語だけでなく、英語と同時進行で学べるコースもあります。初級英語が出来る方は、ドイツ語と英語のどちらも学ぶことが出来るので、おすすめのコースです。ドイツ語に集中して取り組みたい場合は、1クラスの人数が少ない学校を選んだり、滞在をホームステイにして生きたドイツ語を学んだり、といった方法がおすすめです。
ワンポイントアドバイス
ドイツへの留学にはいくつもの魅力があります。学費が抑えられること、ヨーロッパ旅行を格安で出来ること、そしてドイツには若者を支援する文化があります。ドイツ語をある程度話せるようにならなければ、大学進学やビザ取得はもちろん難しくなってしまうのですが、それでも挑戦する価値は大いにある留学先です。
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