中学・高校留学とは、海外の現地の学生たちが通う中学校や高校に、留学生として入学し、現地の学生達と同じ教室で学ぶ形の留学のことです。語学力アップはもちろん、現地の学生達と触れ合うことで、異文化交流も体験できるでしょう。
特徴
通常の語学留学と中学・高校留学の大きな違いは、その環境にあります。通常の語学留学では、語学を学ぶために集まった留学生たちが学ぶ語学学校での授業を受けることになります。ですが、中学・高校留学では、語学力に差がある状態であっても、それぞれの学校が準備している語学サポートプログラムや補助レッスンなどを受けながら、同時に現地の学生達と同じ教室で、数学や理科、体育や音楽などの通常の授業を学ぶ形を取っています。日本で在籍している学校が、国際教育に力を入れている学校の場合、交換留学生制度を持っていることがあります。そのような制度を利用して、1年間だけ滞在する形もあれば、個別に留学をするという事も可能です。
必要な成績、語学力は?
現地の中学や高校に入学する際、それまでの日本の学校での成績表を提出したり、語学力の証明をしたりする必要があります。在籍している学校の成績が良い方が、出願できる学校の数は増えます。成績表の提示だけでなく、入学試験が必要な場合もあります。
語学力については、学校によって基準が異なります。語学力が初級でも受け入れている学校もあり、その場合は入学後に通常授業と合わせて、語学力をつける補助レッスンなどを受けることになります。留学生を受け入れるプログラムも持っている学校は、補助レッスンなどで語学力不足をサポートする体制が整えられていることがほとんどです。ですが、やはりおすすめなのは、渡航前に語学力を出来るだけ上げておくこと。渡航後は、新しい環境での生活に慣れることで大変だったり、異文化に戸惑ったり、ということが少なからずありますが、渡航前に語学力を出来るだけアップさせておくことで、授業についていきやすくなり、心に余裕が生まれやすくなります。
また、現地で入学する学年は、年齢、成績や語学力によって決定されます。学校が入学時のレベルを考慮して、もう少し語学力を伸ばした方が良い、と判断下場合、本来より1つ下の学年に入学するケースもあります。
中学・高校留学で出来ること
中学・高校留学では、必ずしも卒業するまでずっと留学する、というわけではありません。1学期間、1年間などの短期~中期留学をすることも可能です。その場合、帰国後に日本で在籍していた学校に戻り、卒業することになります。
現地の高校卒業資格を取得することを目的にした留学は、正規留学という呼び方をすることがあります。海外の大学に進学したい場合、行きたい大学がある国の高校卒業資格を持っていると、出願や入学手続きがスムーズになります。また、海外の高校を卒業した場合、卒業後に日本に帰国して、帰国子女として日本の大学に出願するケースもあります。
こんな方におすすめ!
・将来、海外の大学に進学したい方
・現地の学生達の中で留学を体験したい方
・日本の中学や高校以外にも選択肢が欲しい方
留学する目的をもっと見る留学の目的に合わせて、様々な留学スタイルをお選びいただけます。