在宅勤務は英語で何と言う?コロナ禍の働き方にまつわる英語表現
新型コロナウイルスの影響により、テレワークや在宅勤務を導入する会社が増えてきています。一見、和製英語に思える「テレワーク」ですが、実は正しい英語表現なのです。
今回は、コロナ禍の働き方にまつわる英語表現をご紹介します。
「テレワーク」は和製英語?
「テレワーク」は和製英語だと思われがちですが、実はちゃんとした英語表現。辞書には「勤労形態の一種で、インターネットを活用し時間や場所の制約を受けずに、柔軟に働く形態」との説明が書かれています。テレワークは、あくまでも会社で働くのがメインで、会社以外の場所からも働く場合があるときに使われます。
“work”が「働く」という意味をもつように、”telework”は動詞で”テレワークする”という意味を持ちます。名詞だと”teleworking”と語尾にingがつきます。
She teleworks just 2 days a week.
「彼女は、週2日だけテレワークしています。」
似た意味の「リモートワーク」
“remote work”は、テレワークの逆で、会社以外の場所で働くのがメイン、もしくは完全に会社以外の場所で働く場合に使われやすい単語です。
Where are you doing remote work today?
「あなたは今日、リモートワークをどこでしますか?」
最もよく使われる「在宅勤務」の英語表現
テレワークやリモートワークは、家やカフェなど会社以外の場所で働くことを指しますが、ネイティブはあまり使わず、日本の方が多用している表現です。
在宅勤務は”work from home”と表現するのが一般的で、”WFH”と略されます。この表現は、カフェやコワーキングスペースではなく「家」で働くときにだけ使われます。
I’m going to work from home for one week.
「私は1週間在宅勤務する予定です。」
自宅以外の場所でも働くことを伝えたい場合
“mobile work”(モバイルワーク)は、家や会社以外で働くときに使える英語表現。自宅で働く在宅勤務とは区別され、スマートフォンやiPadなどの通信端末を使って、カフェやコワーキングスペース、移動中の車内など、時間や場所に縛られずに働ける仕事の形態を指します。
My company has introduced mobile working.
「私の会社は、モバイルワークを導入しました。」
コロナ禍で働き方が多様化している時代。どこで働くかによって英語表現も異なるので、ぜひ正しい使い方を覚えておいてくださいね!