映画やドラマでよく聞く定番フレーズ “you know” の使い方
洋画や海外ドラマで “you know” というセリフが使われているのを耳にしたことはありませんか?直訳すると「あなたは知っている」となりますが、そういう意味で使われているわけではありません。
今回は、ネイティブがよく使う表現 “you know” の意味や使い方をまとめました。
文頭で “you know” を使う場合
“you know” が文頭に来る場合、会話の流れを変えたいときや相手に同意を求めたいときに使われます。日本語だと「そういえば」や「ほら、〜でしょう?」といったニュアンスになります。
You know, you got new book yesterday!
「そういえば、昨日新しい本を買ったって言ってたよね!」
You know, she was my classmate.
「ほら、彼女は私の同級生だったでしょう?」
文中で “you know” を使う場合
“you know” が文中に来る場合、話したい内容を思い出せずに言葉に詰まったときなどに使われます。日本語だと「えっと」や「ほら、あの」といったニュアンスで、沈黙しそうなときは “you know” を使うことで間を繋げることができます。
We went there together, you know, oh yeah Singapore!
「私たち一緒にあそこに行ったよね、えっと…そうそうシンガポール!」
I went to see a lot of temples in Kyoto, you know, Kinkaku temple.
「私は京都でたくさんのお寺を見てきたよ、ほら、あの、金閣寺とか。」
文末で “you know” を使う場合
“you know” が文末に来る場合、相手に理解してほしいときや念押ししたいときに使われます。日本語だと「〜だよね」や「もちろん、知っているとは思うけど」といったニュアンスになります。
We have to do it. Because we don’t have a choice, you know?
「やるしかないよ。だって他に選択肢もないからね、そうでしょう?」
I think you’re a great person, you know.
「私は、あなたが素晴らしい人だと思っていますからね。」
“you know” は文頭・文中・文末で使うことができますが、文中で多用すると少々相手に悪い印象を与えてしまうことも。便利な表現ですが、使い過ぎには気をつけましょう。