日本人が間違えやすい日常英会話表現
自分の中では正しく話したつもりの英語が、ネイティブに伝わらなかった経験はありませんか?今回は、日本人がついついやってしまう、ちょっとおかしな英会話表現と、正しい言い換えの表現をご紹介します。
教科書を家に忘れてきちゃった。
【誤】I forgot my textbook at home.
【正】I left my textbook at home.
“forget”は「思い出せない」、「記憶にない」という意味の「忘れる」ですので、物を置き去りにした場合には使いません。
この場合「置き忘れる」、「置いたままにする」という意味の”leave”を使いましょう。
こちらこそお会いできて嬉しいです。
【誤】A:Nice to meet you.
B:Me too.
【正】A:Nice to meet you.
B:You too.
この場合の”You too.”は、”Nice to meet you too.”の最後の2語を抜き出したものです。「わたしも同じ気持ちです」という意味で”Me too.”を使いたくなりますが、「自分に会えて嬉しい」という意味になってしまうので、”You too.”を使いましょう。
まさか!うそでしょ?
【誤】You are lying.
【正】No kidding.
「えー!?ホントに!?」という意味で「ウソ!」と言うことがありますよね。しかし「lie」や「liar」を使うと相手を不快にさせてしまうかもしれません。この場合は”No kidding.”や”You are joking.”が適切。映画やドラマでもよく使われる表現です。
トム・クルーズを知っています。
【誤】I know Tom Cruise.
【正】I know of Tom Cruise.
“I know Tom Cruise.”と言うと「トム・クルーズという人を直接知っている、面識がある」という意味になってしまいます。「トム・クルーズの存在を知っている、聞いたことがある」と伝えたい場合は “I know of Tom Cruise.”が適切です。
10時にあなたのご自宅へ伺います。
【誤】I’ll go your home at 10:00.
【正】I’ll be your home at 10:00.
到着時刻を伝えるときは”I’ll be there at…(時間)”という言い回しを使います。”I’ll go there at 10:00.”だと、「10時にあなたの家に向かって出発する」と言う意味に聞こえてしまうので、注意しましょう。
今行きます。
【誤】I’m going.
【正】I’m coming.
「行く」と表現したいとき”go”を使ってしまいがちですが、英語では行き来を表すときは相手視点になるので”come”を使いましょう。
いかがでしたか?日本語と英語の微妙なニュアンスの違いは理解するのがなかなか難しいですよね。間違いを恐れずに英語を使って、ひとつずつ正しい表現をマスターしていきましょう。