英語と日本語でニュアンスが異なる単語5選
日本には、本来の意味とは違ったニュアンスで使われている英単語がたくさんあります。知らずに海外で使ってしまうと、誤解を招くことも。今回は、英語と日本語でニュアンスが異なる単語のなかから、特に間違えやすいものを5つご紹介します。
Mansion / マンション
日本では「集合住宅」という意味で使われている「マンション」ですが、英語で”mansion”と言うと、「大邸宅」「屋敷」を意味します。日本のニュアンスで”I live in mansion.”と言うと豪邸に住む大金持ちだと思われるので、注意が必要です。日本語のマンションに当たる英語は”apartment”、イギリス英語では”flat”です。
The mansion is surrounded by a high wall.
「その屋敷は周囲に高い塀を巡らしてあります。」
My apartment is near here.
「私の住むアパートはこの近くにあります。」
Naive / ナイーブ
日本では、「繊細な」という意味で使われている「ナイーブ」ですが、英語の”naive”は、「世間知らずの」「単純な」「だまされやすい」などの意味を持ち、かなりマイナスのイメージが強い単語です。「繊細な」と言いたいときは”sensitive”を使いましょう。
It’s naive of you to trust everyone.
「誰でも信用するなんて君は単純だな。」
He is too sensitive.
「彼はとても繊細な性格です。」
Tension / テンション
日本では、積極的で元気な気持ちの状態を「ハイテンション」と言いますが、英語で”tension”は「緊張」や「不安」を表し、”high tension”は「極度の緊張状態」もしくは「高圧の」という意味になります。日本語で言う「ハイテンション」な気分を英語で伝えたいときは、”excited”を使いましょう。
That meeting place was full of tension.
「その会議には緊張感が溢れていました。」
I’m very excited right now!
「今すごくハイテンションだよ!」
Consent / コンセント
英語で”consent”は「同意(する)」「承諾(する)」などの意味使われ、日本語のコンセントのような意味はありません。海外でコンセントを言いたいときは”outlet”、イギリスでは”socket”と言うと伝わります。
He gave his consent to the proposal.
「彼はその提案に同意しました。」
Where is the outlet?
「コンセントはどこですか。」
Pierce / ピアス
英語で”pierce”は、「穴をあける」「突き通す」と言う意味で、アクセサリーとしてのピアスを意味するときは、”earrings”を使います。英語ではあまり区別しませんが、特にイヤリングを言いたいときは”ear clips”と言います。
He pierced a hole in a wall.
「彼は壁に穴をあけました。」
We also have matching earrings for this necklace.
「このネックレスとおそろいのピアスもございます。」
これらの単語は、つい日本語のニュアンスで使ってしまいがちですが、少しずつ英語のニュアンスを覚えて、使い分けできるようになりましょう。