
「運命」を意味する “destiny” “fortune” “fate” の使い分け方
英語で「運命」を表す単語は一つだけではなく、ニュアンスの違いに応じて “destiny” “fortune” “fate” などを使い分けます。
今回は、それぞれの意味と使い方を例文を交えながら解説していきます。
destiny(宿命・使命としての運命)
自分の意思では変えられない、大きな力によって決められた運命のことを指し、使命や生まれ持った役割を感じさせるニュアンスを含みます。
He believed it was his destiny to become a doctor.
「彼は医者になるのが自分の宿命だと信じていた。」
They met as if it was destiny.
「それはまるで運命の出会いだった。」
She followed her destiny without hesitation.
「彼女は迷わず自分の運命に従った。」
fortune(幸運・運勢)
“fortune” は、偶然の出来事や運勢を表し、特に「幸運」や「良い運勢」を強調する場合に使われる英単語です。
Fortune smiled on them during the trip.
「旅行中、彼らには幸運が訪れた。」
Good fortune will come your way.
「幸運があなたにも訪れるでしょう。」
She trusted in fortune and took the risk.
「彼女は運を信じてリスクを取った。」
fate(避けられない運命・結末)
“fate” は、努力では変えられない/避けられない結末や結果を意味し、やや悲劇的・ネガティブな響きを含むことが多いです。
It was his fate to lose everything.
「彼が全てを失うのは避けられない運命だった。」
She accepted her fate with grace.
「彼女は自分の運命を受け入れた。」
Fate brought them together.
「運命が二人を引き寄せた。」
同じ「運命」でも、使い方やニュアンスを理解することで、より自然で説得力のある英語表現ができます。会話やライティングでも状況に合わせて適切な単語を選べるよう、ぜひこれらの英単語の違いを覚えておきましょう!
